狸穴


【※"ラメン食ぶる悲しい受験生(随筆)"から移転した記事】

”江戸っ子にも難しい東京の難読地名(2014年)”で、一位に輝いた、
『狸穴』
麻布にあるらしく、”まみあな”と読むらしい。
狸穴(タヌキ穴)なんて、港区の名前に似つかわしくない語感がありますが、地名とは裏腹に、御洒落なカフェが多数ある地域と思われます。デートとして御利用する紳士も多いことでしょう。

そこで、名前が”マミ”である女性が、男性から狸穴(まみあな)に誘われた際の注意点を、挙げておきます。

『マミのアナ行くぅ~?!』

と、狸と穴の間に、"の”を挿入してみたりしながら中2男子がほざいても、
マセ女子は冷ややかに無視せずに、

『イクイクー!!』

と、乗ってあげましょう。
本当に行かなくても良いです。会話に乗るだけで、男子は充分満足します。


一方、

『今日の昼、マミのアナ、イキたくてうずうずしてんだろおぅ!? 一緒にイコうか』

と、妻子持ちの上司からねちねちされたオフィスレディーは、

『いえ、ランチパックなんで』
と速やかにかわしましょう。

『イっちゃう♪』なんて乗ろうものなら、上司はますます調子に乗り、貴女に乗ろうとしてくることでしょう。



因みに、2位以下の難読地名も挙げておきます。

2位 廿里(とどり)/八王子市 30.7%
3位 日本橋蛎殻町(かきがらちょう)/中央区 29.0%
4位 神楽河岸(かぐらがし)/新宿区 26.8%
5位 回田(めぐりた)町/小平市 26.3%


母「どうして、猫の頭をバリカンで刈ったりしたのよ!?」
子「ボウズにしたらかしこくなるって聞いたもん」
母「嘘付きなさい! どこでそんな事聞いたのっ!!」
子「ホントだもん。めぐりたクンが言ってたもん」

言ったのが、回田君なら、こりゃ嘘だわ。


個人的には、『砧』(きぬた)を、”トバリ”と読んでいました。